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第五回俳句・ぬり絵コンテスト ぬり絵入選発表⭐️

第五回 俳句・ぬり絵コンテスト

ぬり絵選・評  永里 関人先生(アートスペース み)

 

最優秀賞

井元ヨシエ様 「節分」 ほほえみの家 薬師

審査員のコメント

・ 大ざっぱに塗っているようで光や影、 細かな色分けなど様々な技術をふんだんに散りばめていますが、第一印象として目に飛び込んで来るのは「華やかさ」 「ウキウキ」で気持ちをを躍らせてくれます。 しっかりとした技術を持ちながらそれらを感じさせない全体の仕上がりに心を動かされました。大好きな作品です。

 

優秀賞

久保 敏美様 「巳」 小規模多機能ホーム ひばり

審査員のコメント

・作者の描きたい気持ちと、 この絵を見る人に楽しんでほしい気持ちがみごとにマッチした楽しい絵になりました。付け加えたキャラクターでにぎやかさが増し、色の選び方、塗り方でやさしさが描かれました。子どもに見せたい素敵な作品です。

 

優秀賞

京田 久子様 「化粧と張物」 城山老人保健施設 

審査員のコメント

・中心になる着物を黄色にし、画面うえの竹垣をピンク、縁の下の竹垣を水色にするところが華やかさを演出していています。 煙草盆の重ね塗りと手前の道具入れの茶色で作品全体の重みをしっかりつくり、靴底の紫とたるんだ着物の青と衿の青の見せ方がお見事です。参考にしたい作品です。 

 

特別賞

米澤 惠子様 「窓辺」 ほほえみの家 薬師

審査員のコメント

・一目して完成度の高さに驚きました。塗る色と場所が予め示されているぬりえなのですが、それを考慮に入れても一枚を塗り上げる根気と色の作り方、 塗り方の強弱など作者のセンスが凝縮した作品に仕上がっております。そのまま部屋に飾りたくなる作品です。

 

特別賞

新地 美鶴子様 「美しい花と風景」 仁田原ノ杜 

審査員のコメント

・ たまたまお手本も同封されていたのですが、 お手本よりも春の訪れを感じられるとても暖かい作品です。 色の選びと丁寧な塗りで作者が感じる春の空気をそのまま表現できておられます。春が待ち遠しくなる作品です。

 

特別賞

田邉 昌子様 「ヤグルマギク」 介護医療院おはな

中心部分から広がるように重ねて塗られ、一本一本違う色で配置された花。茎の部分も瑞々しく塗られており、全体的に生命力溢れるとても美しい作品です。野原に咲いている花をたった今摘んで花瓶に生けたような力強さが表れています。 

 

きずな賞

二見 淑様 「花束」 真珠の里

・ 自由に楽しく塗られている様子が伝わってきます。 二色で塗られたバラとユリが美しく、その後視点を変え全体に目を移すとオレンジを中心にバランスの良い色の配置に目を楽しませてくれます。感受性を楽しませてもらえる作品です。 

 

きずな賞

今村 和子様 「赤い鳥小鳥」 城山老人保健施設 

・子どもに話しかけるかのように塗られた色彩のおかげで絵本の中ような世界に連れていってもらえます。鳥や動物とお話のできた子供のあのころの気持ちにさせてくれ、作者のやさしい記憶に触れることのできる作品です。

 

笑顔賞

池田 ムツ子様 「つゆ草と南林寺のマダム」いこいの泉

・つゆ草を塗っているときに近くにおられたのか、それとも制作途中にふとつゆ草の青に合う南林寺のマダムを思い出されたのでしょうか。つゆ草の青とマダムのアイシャドーの青が見事にマッチしたいろいろと想像力を掻き立てられ笑顔になる作品です。

 

笑顔賞

北園 美代子様 「ミカンとルリビタキ」

・クレヨンの力強い質感と二色で塗られた美味しそうなミカン。それに呼ばれた小鳥がとてもかわいくて緩急をうまく使った元気をもらえるまぶしい作品です。脇にさりげなく咲くミカンの花は可憐で目を楽しませてくれます。

 

 

この度は多数のご出品ありがとうございました。文字を書くよりも先に描き始める絵ですが、楽しい気持ちを持ち続けたまま心のままに描いていられる時間は長い人生の中でも少ないと思います。子供時代は楽しかったお絵描きも大人になるにつれなんであんなに楽しんで描いていたんだろう、と思い出になることがしばしばだと思います。 ですが今回拝見させていただいた全ての作品は自由で、 心から色を塗ることを楽しんでいる作品ばかりでした。紙と色鉛筆だけの表現で春の温かさを感じ、子供のウキウキわくわくの気持ちさえ味わえる、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。絵は手を動かせば必ず上達します、描き続けるとどんどん新しい世界へ自分の絵が連れて行ってくれます。またぬりえを通じての会話を楽しみにしています。

アートスペース み屋 永里 関人

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